コンテスト / 2026 / 3 人

MocoMap

車椅子で走るだけで、路面の勾配・振動と搭乗者の身体にかかる負担を地図にするプロジェクト。本来はアバターを動かす mocopi を、車椅子と搭乗者に付ける計測のセンサーとして使う。

成果
Sony mocopi アカデミック・コンテスト 2026 開発部門大賞
担当
提案の意義づけと論理・伝え方、データ分析の処理系、アプリの試作、デモ動画、二次審査の発表
アプリの地図画面。実測した経路を縦断勾配で色分けしている
アプリのデモ (8 月 9 日の計測を再生、60 秒)

何を作ったか

作品名は「MocoMap 見えない『負担』を地図にする」。車椅子で通る道の負担を示す情報は、調査を外注する費用に左右されて乏しい。そこに着目し、体の動きをアバターに映す mocopi を IMU センサーとして捉え直して、車椅子と搭乗者に付けて走ることで、路面の勾配と振動、搭乗者の身体にかかる負担を測り、地図にすることを目指した (チームの提案)。

データ分析の処理系では、記録から勾配と振動を出し、登りと下りで負担に差があるかを調べ、地図と 3D で見せる。試作したアプリはスマホの縦画面向けで、8 月 9 日に測ったデータを再生して見せる (センサーには繋がない)。

確かめ方

実測は 1 コースしか無い。アプリのデモ用に作った架空の路面データは真値が分かるので、同じ処理で推定した勾配を真値と比べた (誤差 0.02〜0.10%)。アプリで架空のデータを出す画面には「デモ (合成データ)」と表示している。チームが手作業で行った分析を、処理系でも再現できることを受け入れの条件にした。

審査での評価

開発部門大賞をチームで受賞した。選考の理由には、mocopi を IMU センサーとして捉え直した点、データ解析と UX の完成度、社会課題に応用できる可能性が挙がった。

担当

3 人のチームで応募し、提案の話し合いと計測は全員で行った。そのうえで、提案の意義を精度ではなく、安価で着けやすく、専門家なしで測れる手軽さに置き、社会実装を見据えて論理と伝え方を固めた。データ分析の処理系とアプリの試作、発表用のデモ動画も担当し、二次審査で発表した。